お久しぶりです。
1年ほど前にPCが壊れ(正確にはHDDが壊れて、データが全部ぶっ飛んだ)、ある程度復旧をしてようやく元の状態に戻りつつある時に再び壊れるという事態が発生しました。
しかも、今回は前回よりも被害が大きく、受けた精神的ダメージも相当なものでした。
※特に写真などはございませんが、読み物感覚で読んでいただければ幸いです。
コトの発端
今回の故障はPCの電源がうんともすんとも言わなくなった所から始まります。
この時は電源ユニットが壊れたのかなと思ったのです。
それで電源ユニットを取り外して電気が流れているのかチェックをしたところ、案の定電気が流れていない。これは電源ユニットの故障で確定だね!なんて気楽に電源ユニットを買い直してきたのですよ。
電源ユニットだけじゃ無い?
ところが、電源ユニットを交換していざメインスイッチを入れるとマザーに付いているLEDは光るもののファンすら回らず。
マザーのLEDが光っていたのでマザーは生きていると判断して、HDDをケースから外して、別のPCでチェック。
認識せず(買って1年も経っていない新品が!)。しかも、データ復旧がようやく終わったHDDが飛んでしまいました。
保証が使えるか?
マザーボードにしろ、SSDにしろ、前回に10年近く前のPC構成を刷新して買い換えたので1年未満。ダメ元で保証が聞くかもしれないと、マザーとSSDを購入した店に持ち込み。
「メーカーに送ってみますが、保証対象となるかはわからないですよ」と言われましたが、とにかく一度送ってもらうことに。
結果として、マザーボードは無償修理となり、SSDはサポートセンターさんと何度かやりとりをすることになりましたが、最終的に無償交換となりました。
と言うのも、M.2規格のSSDだったのですが、メーカーサイドの結論として逆刺しにした形跡があると。しかしながら、差し込み口に切り込みがありマザーボードにも同様に切り込みに対応した突起があるので、そもそも逆刺しのしようがないのを理由にサポート対象外と最初の連絡。粘り強くその部分を説明して納得していただいてなんとか交換となりました。
帰ってきたが・・・
さて、マザーボードとSSDが無事に修理&交換で帰ってきたので、新しい電源ユニットに接続しなおして電源を押すとファンは回るものの画面には何も映らずBIOS(EFUI)画面にすら行けず。
まさかと思い、格安メモリ4GBを1枚だけ購入し差し替えると、画面が映るようになり、メモリも壊れていると判断。
しかし、BIOS(EFUI)画面に入るためにDELキーを押しても切り替わらず、何気にキーボードをみると本来なら、電源を入れた後に光るはずの部分が光らない。
これまた、キーボードも死んだのかと格安のキーボードを買う羽目に。USBキーボードはひょっとしたらBIOS(EFUI)画面に入れない以上有効になっていない可能性があるので、PS/2コネクタのキーボードにしました。
BIOS(EFUI)が立ち上がった!
キーボードを交換して、設定画面に入ることができ各々の設定をして再起動。
ようやく、OSのインストールに行けると思ったものの、Windowsのインストーラー画面のクルクル回るところで、再起動。
再びインストーラーが起動するも再起動に。延々と同じところでリセットされます。
電源をオンオフしたり色々してると、今度は
Your PC ran into a problem and needs to restart. We'll restart for you.
と言うブルースクリーンがでて、どうにもこうにもいかなくなってしまいました。
ダメ元でCPUを変えてみる
ここまで来たら、疑うのはCPUしかないのですが、いくつかの操作とインストーラーが動いているので、壊れてるようなイメージはなかったのですが、ダメ元でこれまた対応している格安CPUを急遽購入してきて、CPUを交換してみました。
はい、あっさりWindowsのインストールが進みました。
再び保証が効くか確認してみる
メモリとCPUも壊れている事がわかったのですが、メモリは購入先に事の経緯を説明してみたところ、あっさりと新品交換をしてくれました。
CPUの方はIntelのSWRプログラムと言うもので状況と現物を送るなどして、やりとりをして交換していただけることに。
結果として
今回は運良く、ほぼ全てのパーツが保証扱いをしていただけましたが、自作PCのトラブルの色々を経験した事例となりました。
自作歴20年以上ですが、ここまで手間を食ったのは初めてでした。電源ユニットが全ての原因とも言い切れはできないのですが、電源という部分によくわからないメーカーのものを使わずしっかりとした所のものを買うことが大事だなと改めて認識しました。
自作で安くあげると安直なチョイスをすると、逆に出費がかさむ良い例ですね。
今回の被害は
結論として、今回電源ユニットの購入と格安のメモリ、CPU、キーボード、HDDの購入などトータル2万円弱の出費となりました。(実際にはその後のNAS構築などで追加出費あり)
そして、何より痛かったのはHDDもクラッシュしてデータが全損したことですね。
色々と記事にするために書きためていたもの、撮った写真、他にも今まで引き継いできたデータも何もかも無くなってしまいました。
HDDも半年も使っていないのでHDDの基盤が死んでいるだけと思われますが、この復旧をデータ復旧業者さんに見積もりをしたところ、20~30万すると出てきたので、さすがに個人のデータにお金には換えられないとはいえ手が出せる金額ではなかったので、諦めました。
最後に
今まで、ここまでのトラブルがなかったので、意識はしてなかったのですが、バックアップは大事だと改めて認識することになりました。
一つはOSのバックアップ、もう一つはデータのバックアップ。OSのバックアップは外付けHDDに、データはNASを新たに導入してバックアップをとるようにしました。
NASがいいのかは賛否両論があるかと思いますが、2台のPCからアクセスもしやすいというのもあり、今回はNASにしてみました。
さて、わかっていたつもりでありましたが、できていなかったバックアップですが、ようやくすることができたので、その点だけは良かったのだと思います。
皆様も、大事なデータはしっかりとバックアップしましょう!